第4章 <プレーヤー>


1. 時間の浪費  
プレーヤーがストローク及びストロークの選択に不必要に長く時間をかけているとレフリーが  
判 断した場合、その行為が相手のフレーム勝ちに繋がると警告する。  

 


2. 不正行為  
フレームを続けることの拒否行為、または上記ルール1に基づいて警告された後の継続的な時間の  
浪費や非紳士的なふるまい等の意図的またはしつこい不正であるとレフリーがみなす行為によって  
そのプレーヤーはそのフレームを失う。そしてレフリーは彼にもしこのような行為が継続するなら、  
彼はゲームに負けることになると警告する。  

 


3. ペナルティ  
(a) もしフレームがこの章の内容の下で失格になる場合その競技者は:  
(@) フレームを失う。  
(A) すべてのポイントを失い、相手プレーヤーにはテーブル上に残っているボールの  
点数と同じポイントが与えられる。  
このときレッドは1個8点として、また不正にオフザテーブルとなっているカラーは  
スポットされたものとして計算される。  
(b) もしゲームがこの章に基づいて剥奪される場合、その責を負う競技者は:  
(@)上記(a)に従い進行中のフレームを失う。  
(A)総フレームカウント制の場合、さらにゲームを完了させるために必要となる  
まだ行われていないフレームを失う。  
(B)総得点制の場合、さらに残っているフレームを全て失い、それらのフレームの  
スコアは0対147となる。  
   

 


4. ノンストライカー  
ノンストライカー(ストライカーではない者)はストライカーがプレーしているときにストライカーの  
視線の先で立ち上がったり動いたりしてはいけない。  
ノンストライカーは座るか、あるいはテーブルから適切な距離に立つべきである。  

 


5. 不在  
ノンストライカーが競技場から退出する場合、ノンストライカーは自分の利益のために監視を行い、  
必要であればファールを要求する代理人を指名することができる。その指名は退出前にレフリーに  
通知しなければならない。  

 


6. コンシード <Conceding>  
(a) プレーヤーはストライカーである時にだけコンシード(敗北を認める)できる。  
相手プレーヤーはそれを受け入れることも断ることもできる。  
相手プレーヤーがプレーを続行することに決めた場合はコンシードの申し出は無効になる。  
(b) 総得点制の場合で、フレームのコンシードが認められた場合には、テーブルの上に  
残っている全てのボールの得点がコンシードした相手プレーヤーに加算される。  
このときレッドは1個8点として、また不正にオフザテーブルとなっているカラーは  
スポットされたものとして計算される。  

 


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