第５章　＜競技役員＞
1. レフリー 　
(a) レフリーとは
 　
（ⅰ） 公正・不正の唯一の判定者である。
 　
（ⅱ） ルールによって十分にカバーされなていないあらゆる状況でも 　
フェアプレーのために自由に判断を下すことができる。 　
（ⅲ） ルールの下でゲームの適切な処理を行う責任を有する。 　
（ⅳ） ルールの違反があった場合、ゲーム介入する。 　
（ⅴ） プレーヤーに要求されればボールの色をそのプレーヤーに伝える。 　
（ⅵ） プレーヤーの要求によりボールをきれいにする。 　
(b) レフリーは 　
（ⅰ） これらのルールで認められていない質問に答えてはいけない。 　
（ⅱ） プレーヤーがファールストロークをしようとしていることを指摘してはいけない。 　
（ⅲ） プレーに影響する事項について助言したり、意見を述べたりしてはいけない。 　
（ⅳ） 得点差に関するどの様な質問にも答えてはいけない。 　
(c) もしレフリーが問題となるプレーに気づかなかったときは、判定の一助として、マーカー、 　
他の競技役員または最もよく見える位置にいた観客から証言を得ることができる。 　

　
2. マーカー 　
マーカーはスコアボードの上に得点を表示し、そしてレフリーの職務遂行の援助を行う。 　
彼は、もし必要であるなら、同時に記録係の役を務める。 　

　
3. 記録係 　
記録係は、それぞれのストロークの記録の保守を行い、適宜ファウルの表示を行い、また要請に 　
応じてそれぞれのプレーヤーまたはチームが獲得した得点を表示する。 　
また、ブレイクの点数の記録をとる。 　

　
4. 競技役員による援助 　
(a) ストライカーの要請があれば、レフリーあるいはマーカーはストライカーが 　
ストロークを行う上で妨げになる照明の陰を作らないように移動する。 　
(b) 身体障害のプレーヤーに必要な援助を与えることはレフリー及びマーカーに 　
許可される。 　

　

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